品質と開発速度を向上するため、
ヴァイタルではアジャイル開発を独自の開発標準プロセスに取り入れています。
その取り組みの一例をご紹介します。
プロジェクトマネージャーがまとめた要件定義をもとに、プロジェクト参加メンバー全員で「プランニングポーカー」を行います。
実際に作業をするプログラマ・SE目線で「その機能を作るのにどれくらいかかるのか」をポイントで表現して見積ります。
人によって感じかたはいろいろ。見積りポイントが大きくばらついた場合は、議論を交わし、再度見積もりを行います。
メンバー全員が納得するまで、活発に話し合いが行われます。
日々の作業やその時々に困っていることを報告しあいます。
「昨日やったこと」「今日やること」「問題点」などを報告することで、チーム内の状況を把握します。
「Redmine」で作業を管理したり、壁にメモを張って「アジャイルボード」を作成するなど、見える化に取り組んでいるチームもあります。
チーム内で問題に直面しているメンバーがいれば、ヴァイタルの持ち味である「団結力」を発揮するとき。
手のあいているメンバーが手助けができる仕組みになっています。
立ったまま行う”スタンドアップミーティング”なのであまり長くならず、効率よく実施できています。
先輩後輩や、同僚同士で一緒にプログラミングを行うことで、ソースコードの品質が高まります。
半日悩んだ問題が、すぐに解決することも!
先輩から技術を学ぶ絶好のチャンスでもあります。
バグを徹底的に洗い出すため、単体テストをペアで行うこともあります。
「スプリントレビュー」では、作り上げたもののデモ・レビューを行います。
短いサイクルでチェックが入るため、認識のズレなど問題の芽を早いうちに摘み取り、お客様にご満足いただける製品に仕上げていくことができます。
また、スプリントの終わりには、メンバーで「レトロスペクティブ」を実施。仕事の進め方に対して振り返りを行います。
それぞれの「Keep(継続したいこと)」「Probrem(問題)」「Try(挑戦したいこと)」を発表し、次のスプリントに生かします。
ネガティブな意見を言うのは緊張するものですが、メンバー内の上下関係を気にすることなく、それぞれの意見を発表しています。
「VIアジャイル開発標準」への理解を深め、全員が同じ価値観のもと協力して開発できるよう、「VIアジャイル開発標準」の研修が用意されています。
プロジェクト参加メンバーはこの研修を受けるようになっています。
メンバーが一丸となってプロジェクトを遂行することで、VIアジャイル開発で行ったプロジェクトは全て成功を納めています。
今は従来通りのウォーターフォール開発を行っている社内の他のプロジェクトでも、「VIアジャイル開発標準」を取り入れていく動きが広まっています。